肝炎の早期発見、早期治療へ市民自ら行動してもらおうと、厚生労働省が展開する肝炎総合対策推進国民運動の特別参与を務める俳優の杉良太郎さんが7日、横浜市役所を訪れ、林文子市長と面会した。
杉さんは妻の伍代夏子さんがかつて肝炎を患った治療生活を「副作用に苦しみ、治療に1年半かかった」と振り返った。現在は医療技術の向上で、飲み薬を約3カ月服用すれば大半の肝炎患者が完治しているといい、「昔に比べたら画期的。自分の体は自己責任。一人でも多く検査に行ってほしい」と訴えた。
市内の肝炎検査の受診者数は2011年の約9600人から14年度は約2万5千人と増加。13年度から無料で受診できるようになったのが要因という。林市長は「まだ周知には至ってない。肝炎は早期発見、早期治療で治る病気。しっかり取り組みたい」と話した。