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自分で考える原発事故の課題 横須賀・最光寺で研修会

社会 | 神奈川新聞 | 2016年3月6日(日) 02:00

福島原発告訴団の武藤さんの話に耳を傾ける参加者ら=横須賀市野比の最光寺
福島原発告訴団の武藤さんの話に耳を傾ける参加者ら=横須賀市野比の最光寺

 原発問題への考えを深めてもらおうと、横須賀市野比の最光寺で5日、地域住民ら約50人を対象に研修会が開かれた。東日本大震災から間もなく5年を迎えるが、被災地には依然として多くの課題が残る。講師を務めた福島原発告訴団団長の武藤類子さんは「原発事故は福島だけの問題ではなく、皆さん一人一人の問題。自分の頭で何ができるかを考えて」と呼び掛けた。

 同告訴団は2012年6月、東京電力福島第1原発事故を招いたとして、業務上過失致死傷容疑で東電幹部らを刑事告訴・告発。検察庁が不起訴処分としたのを不服とし、検察審査会に審査を申し立てた。15年7月には検察審査会が「起訴するべき」とする2度目の議決を発表。今年2月、同罪で強制起訴された。

 研修会は、最光寺の藤堂啓住職が「原発問題について、寺を開放して皆で考えたい」と昨年11月から全3回で始め、今回は2回目。

 武藤さんは「06年に国が策定した原発の耐震新指針では、極めてまれに発生する恐れのある大津波への対策も取るように定めていた」と指摘。事故は回避できたと主張したほか、福島の厳しい現実も紹介。

 5年が経過した今も汚染水への対応が続いており、田畑には除染で出た汚染廃棄物入りの袋が山積みになっている。住民の帰還困難者の問題や原発再稼働、被災地で甲状腺異常が増えていることなども懸念した。

 武藤さんは「確かに私たちは原発によって受けた恩恵もある。しかし、これからの若い人たちに膨大な原子力のごみを引き渡してはいけない」と訴えた。

 次回は5月21日(午後2時~)にチェルノブイリ原発事故を体験した歌手、バンドゥーラ演奏家のナターシャ・グジーさんを招く。参加費3千円。問い合わせは同寺電話046(848)1010。

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