県警生活保安課と伊勢佐木署は2日夜、横浜市中区長者町のカジノ店を摘発し、賭博場開帳図利の疑いで、同店責任者の男(22)と従業員の男(21)=ともに同区宮川町2丁目=、別の従業員の男(55)=同区長者町5丁目=の3容疑者を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、3人は共謀して2日午後5時45分ごろ、同町6丁目の雑居ビル地下1階にあるカジノ店「VIP」で、同市南区の女性(49)ら客7人にバカラ賭博をさせ、コミッション料として金銭を徴収した、としている。
同日夜の摘発は、機動隊員らが約15分かけて鉄扉2枚を破壊し店内に突入。バカラ台3台と現金約700万円、店内外の監視カメラ8台などを押収した。同店は2月中旬から同所で営業していたとみられる。
同課は今後、客を賭博容疑で書類送検するとともに、経営者の特定を進める。