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上着に「生活保護なめんな」 小田原市職員が世帯訪問で着用

社会 | 神奈川新聞 | 2017年1月18日(水) 02:00

背中に英文などがプリントされたジャンパー。末尾に「カス」の意味の「DREGS」の文字もある
背中に英文などがプリントされたジャンパー。末尾に「カス」の意味の「DREGS」の文字もある

 小田原市の生活保護担当職員が、ローマ字で「保護 なめんな」などとプリントしたそろいのジャンパーを作成、受給世帯の訪問時など勤務中に着用していたことが17日、分かった。市は「職員の連帯感を高揚させるために作成した」と釈明する一方、「不適切な表現」として着用を禁止した。

 ジャンパーは黒色で、左胸に「保護 なめんな」とのローマ字や「悪」の字に×印を重ねたエンブレムが、背面には「SHAT」(生活・保護・悪を撲滅する・チーム)の文字と「私たちは正義だ」「不正受給をし 市民を欺くのであれば 私たちはあえて言おう 彼らはカスだと」などを意味する英文が黄色でプリントされている。

 市によると、2007年7月、受給者が窓口で職員3人を切りつけるなどした傷害事件が発生。職員の連帯感を高揚させようと当時の係長が中心となってジャンパーを作り、これまでケースワーカーら計64人が自費で購入したという。


ジャンパーの左胸にあるエンブレム。ローマ字で「保護 なめんな」と書かれている
ジャンパーの左胸にあるエンブレム。ローマ字で「保護 なめんな」と書かれている

 市は、「悪」のマークを「不正受給といった悪は許さないという意思表示」、「なめんな」を「市役所内部に『頑張っているんだ』と訴える」メッセージと説明。「自分たちの自尊心を高揚させ、疲労感や閉塞(へいそく)感を打破するための表現だった」とし、外部向けではないと強調した。

 当初は死亡した単身の受給者宅を片付ける際など職員のみの作業での着用を想定していたが、異動で職員が入れ替わるうちに外出時にも着用するケースが増えていったという。

 市は不適切な表現に気付かなかったとして、福祉健康部長以下7人を厳重注意とした。会見した日比谷正人部長は「市民に不快な思いをさせた」と謝罪。加藤憲一市長も「市民に誤解を与えることのないよう、指導を徹底する」とのコメントを出した。

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