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新たな共生へ 急増する在留外国人〈下〉
日本語は話せなかった、でも乗り越えられた 今は起業家

社会 | 神奈川新聞 | 2016年2月8日(月) 09:30

学習支援などのサポートを受けて大学進学を果たし、現在は起業家として活躍する朱さん=神奈川新聞社
学習支援などのサポートを受けて大学進学を果たし、現在は起業家として活躍する朱さん=神奈川新聞社

学習支援などのサポートを受けて大学進学を果たし、現在は起業家として活躍する朱さん=神奈川新聞社
学習支援などのサポートを受けて大学進学を果たし、現在は起業家として活躍する朱さん=神奈川新聞社

 日本語がひと言も話せない状態で来日しながら、学校やNPOなどのサポートで日本語を習得し、大学へ進学したり、仕事に就いたりして社会へはばたく若者もいる。

 朱晨亮さん(22)=横浜市保土ケ谷区=は1993年3月に中国・上海で生まれた。小学1年のときに父(50)が出稼ぎのために日本へ渡り、横浜駅周辺の中華料理店でコックとして働いて生活費を仕送りする生活が始まった。朱さんと母(44)は祖父母とともに上海に残った。

 2004年に初めて日本へ観光に来た。東京ディズニーランドに浅草・雷門、父が暮らす横浜でも中華街や八景島シーパラダイスを楽しんだ。空気は澄み、街は清潔に保たれ、父がたどたどしい日本語で道を尋ねても皆優しく案内してくれた。

 食べ物もおいしく、特に気に入ったのはカップ麺。「こんなに弾力性のある上質な麺が100円強で食べられるなんて」と感激し、たくさん買い込んで持ち帰った。「日本はまるで天国のよう」。憧れを募らせた。

 
 

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