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【証人尋問・少年の母親】「被害者のお母さんがあそこにいる。謝りたい」

社会 | 神奈川新聞 | 2016年2月4日(木) 16:17

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が殺害された事件で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年A(19)の裁判員裁判の第3回公判が4日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)で行われた。証人尋問で少年の母親=外国籍=は、男子生徒の母親の気持ちについて問われ、「子どもを亡くした。とても苦しい。悲しい」「私も母親なので悲しい、つらい気持ちいっぱい。被害者のお母さんがあそこにいる。謝りたい」と述べた。

弁護人-証人尋問



 (被告人の母はつえをつき、小さく1歩1歩体を傾けながら傍聴席側から法廷内へ入る)

 -一昨日、昨日と裁判を2日間みてきて思ったことは。

 「息子は自分の思ったことを話していて、本当のことを言っていると信じています」

 -考えていることを言っていると信じているということか。

 「そうです」

 -事件の1週間くらい前にXやYが仕返しに来た。

 「はい」

 -そのときのことを教えてください。

 「はい。まずX弟が友人と来た。それで私が玄関に出て用件は何ですか、と聞いた。息子と約束がありますので呼んでください」

 -約束があると。

 「はい」

 -それで。

 「それで息子の(部屋の)ところへ行きました。寝ていましたが、起こして聞いたら約束はないです。それで、玄関で息子は約束はないと言っています。それでX兄が来て約束はありますか。とやって来て」

 -すみません。ちょっと待ってください。つまり、X弟が先に来て、約束があると言ったと。それでA君が「約束はない」と言っていたので、「約束がないなら会わせられない」とX弟に伝え帰ってもらったのですね。そしたらその後にX兄がやってきた、ということか。

 「はい。X兄は『遊びに行こう』ということでしたが、私は『遊びは禁止です』と言った。そしたら何でだと。息子は遊び過ぎだから遊べません、と言いました」

 -X弟のあとに。

 「はい、2~3分したらXが来ました」

 -Xの兄か。

 「はい。Xの兄が来て、玄関で。私が用件を聞くと『遊びたい』と言われた。だけど『禁止です』と。何で何でだ、と何度もしつこく言われました。そして上のお姉さんが聞いた(被告人の姉が騒ぎを聞いて)下に降りて(玄関に出てきて)私は中に入りました。お姉さんが話を終えて。そしたら、ピンポン、ピンポン何度も何度も押して、玄関をどんどんたたきました。15分から20分くらい。私携帯でビデオ撮った。怖かったです。怖くて。警察呼びました」

 -警察を呼んだということですね。

 「祖母が呼びました。怖かったです」

 -A君とそのことについて、どういうことだと話をしましたか。

 「はい。A君(息子)は『おっかないです』『とても怖いです』と言いました」

 -A君がお母さんにそうしたことを相談したのは、それが初めてですか。

 「はい。初めてです。初めて聞きました。『おっかない、とても怖い』と」

 -それはお母さんから聞いたのですか。

 「はい。どうしてそうなったのかと説明してください、と言いました。何でおっかないのか、グループ怖いか説明してくださいと」

 -初めて泣きついたと。

 「はい。初めてです」

 -お母さんからみたA君の性格はどんな性格ですか。

 「うちの息子は家のことを手伝ってくれて。リハビリもついてきてくれたり。買い物に出かけたら荷物を持ってくれたりして」(涙ぐみ声を震わせながら)

 -A君はお母さんを支えてくれた。

 「はい。そうです」

 -お母さん自身が手を上げたことはありますか。

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