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生きた証し残したい 横浜米軍機墜落事故から39年

社会 | 神奈川新聞 | 2016年1月27日(水) 12:29

米軍機墜落事故の悲惨さをつづった年表を手にする斎藤真弘さん =横浜市緑区
米軍機墜落事故の悲惨さをつづった年表を手にする斎藤真弘さん =横浜市緑区

市民団体、集大成の冊子発行

 
 横浜市緑区(現青葉区)の住宅地に米軍機が墜落し9人が死傷した事故から今秋で39年-。被災者を支え、凄惨(せいさん)な記憶を継承してきた市民団体「横浜米軍機墜落事故平和資料センター」が26日、これまでの歩みをまとめた「横浜米軍機墜落事件年表-人々が残したもの」を発行した。メンバーの高齢化が進み、冊子の発行はこれが最後。代表の斎藤真弘さん(74)=同区竹山=は「昔のかわいそうな話ではなく、今にもつながる出来事として受け止めてほしい」と願いを込めた。

 あれから三十八年が経(た)っている中で この事件が多くの人たちに語り継がれていることを 私はひそかに誇りに思っている
 こんな一文で始まる「年表」は、事実の羅列にとどまらない。

 1977年9月28日 重傷の裕一郎君午前零時40分死亡。「バイバイ」の言葉を残して 康弘ちゃん未明死亡。「ポッ、ポッ、ポー」と鳩ポッポを口ずさみながら息を引き取った
 78年6月6日 和枝さん8カ月ぶり屋外に「緑がこんなにきれいだとは」

 79年1月29日 和枝さんに愛児の死が知らされる 慟哭(どうこく)の中で「二人の子を今一度だけ抱きしめたかった…」

 
 

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