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参院選へ「抵抗運動を」 想田監督ら招き学習会

社会 | 神奈川新聞 | 2016年1月26日(火) 02:00

市民活動の可能性について語る(右から)露木さん、想田さん=県民ホール
市民活動の可能性について語る(右から)露木さん、想田さん=県民ホール

 今夏の参院選に向け、選挙の戦い方について学ぼうと、ドキュメンタリー映画監督の想田和弘さんらを招いた学習会が25日、横浜市中区の県民ホールで開かれ、110人が参加した。想田さんは「ファシストの手法で全体主義を推し進める安倍政権に対して、私たち市民がいま行っているのは『抵抗運動』だ」と語った。

 想田さんは2005年、川崎市議補選の自民党公募の候補者を追ったドキュメンタリー映画「選挙」を製作。「戦後の政治を支配してきた自民党の勝利の方程式は何だろうと思いながら、撮っていた。勝利の方程式が分かれば、選挙を戦う上での方程式も見えてくると思った」。映画には公認候補を勝たせるため、地元国会議員や県議、市議、さらに当時の小泉純一郎首相が応援演説に駆け付ける姿が収められた。

 学習会に参加した前開成町長の露木順一さんは、県知事選や衆院選に出馬した経験を踏まえ「自民党は『権力を取る』ということについて結束する。勝利への執着心はすさまじく、その強さの下で保守勢力が成り立っている」と指摘。一方、「かつての自民党は多様性があったが、今は『とにかく権力を取ればいいんだ』という集まりになり、本来の良さが失われている。不満を持つ自民党議員は少なくない」と話した。

 学習会は野党共闘を呼び掛ける市民勝手連「ミナカナ」が企画した。

 想田さんは「昨夏の安保法制に反対するデモでは市民が自分たちの意思で動き始めた。そこに希望がある」と強調。露木さんも「権力者が最も嫌がるのは市民が恐れないこと。権力側が何をやっても恐れず、楽しくレジスタンス(抵抗運動)をやることが大切」と話した。

 
 

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