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ネットのぞき見が横行 グラビアアイドルも被害

社会 | 神奈川新聞 | 2016年1月23日(土) 02:00

ブログへの不正アクセス被害について語る璃乃さん=1月20日、東京都内
ブログへの不正アクセス被害について語る璃乃さん=1月20日、東京都内

 岐阜県の女性職員1万500人分の個人情報を持ち出し、IDやパスワードを推測しブログなどをのぞき見ていたとして、神奈川県警サイバー犯罪対策課と多摩署は22日、不正アクセス禁止法違反と岐阜県個人情報保護条例違反の疑いで、同県職員の男(46)=岐阜市則武東=を逮捕した。

 逮捕容疑は、2014年4月から9月までの間、県庁内のパソコンからサーバーにアクセスし、1964年以降に生まれた女性職員の個人情報を複製して収集した。また同年9月から昨年6月までの間、自宅で県職員2人を含む女性4人の生年月日などから推測したIDとパスワードを入力し、「ヤフー」の認証サーバーに不正アクセスした、としている。

 同課によると、同容疑者は14年4月から昨年末まで、総務事務センターで給与支給事務に携わり、県サーバーへのアクセス権を持っていた。調べに対し「職務の用途以外の目的で職員の個人情報を収集したことは間違いない。不正アクセスしたのも間違いない」と供述している。

 昨年5月、神奈川県内の女性が自身のメールサイトへの不審なログインに気付き、県警が捜査したところ複数人が不特定多数の女性に不正アクセスを繰り返していたことが判明。県警はこれまで、2人の男を不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検している。


120人の割り出しに成功


 アイドル歌手、女性アナウンサー、スポーツ選手、女子大生…。同容疑者は、同僚以外の女性約2200人の個人情報も集めていた。うち少なくとも120人のIDとパスワードの割り出しに成功。ブログの管理画面やメールののぞき見をはじめ、保存されている写真やネット通販の購入履歴などをダウンロードして一覧表を作っていた。

 その手法は単純だ。ネットで得た生年月日や名前などの情報を基に、女性のIDやパスワードを推測し「片っ端から入力して不正アクセスしていた」(県警サイバー犯罪対策課)。

 同容疑者が「パズル感覚だった」と評した手口は、広く共有されているとみられる。同課によると、被害に遭った複数の女性が、それぞれ5~6人から不正アクセスされていたという。

 グラビアアイドルの璃乃さん(22)は昨年秋、県警に指摘され、ブログやメールへの不正アクセスに気付いて驚がくした。のぞき見られただけでなく、ネット管理のスケジュールから行動を把握され、尾行されていた可能性があるという。

 振り返ると昨年9月以降、最寄り駅から自宅までの道で、背後に同じ中年男性の気配を何度も感じたり、不審な男に自宅インターホンを数回押されたりしていたことを思い出し、不安に駆られた。

 「ツイッターやブログ、メールなどのIDとパスワードは、同じものを使っていた。自分なりに工夫しているつもりだったが、破られてしまって、驚いているし怖い」と璃乃さん。パスワードは複雑なものに変え、グループの仲間5人にも定期的に変更するようアドバイスしたという。

 県警捜査員は「今回判明した被害は氷山の一角。IDやパスワードを複雑にするのは当然。そもそも秘匿したいものをネットに残すべきではない」と警告している。

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