真鶴町岩の真鶴郵便局で現金340万円が奪われた強盗事件で、県警捜査1課と小田原署などは20日、建造物侵入と強盗の疑いで、湯河原町土肥、自称無職の男(44)を逮捕した。調べに対し、「金に困っていた」と供述、容疑を認めている。
逮捕容疑は、昨年12月15日午後2時20分ごろ、同郵便局に押し入り、女性客に刃物を突き付けた上、男性局員に「金を入れろ」と脅迫。現金340万円を奪って逃げた、としている。けが人はいなかった。
同課によると、防犯カメラの映像や周辺への聞き込みなどから男を特定。男は、静岡県富士市の郵便局で昨年11月に発生した現金20数万円が奪われた強盗事件への関与も認めており、今後静岡県警とも共同で捜査する。