1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. SL復活後押し 「夢づくりの起爆剤に」

SL復活後押し 「夢づくりの起爆剤に」

社会 | 神奈川新聞 | 2016年1月20日(水) 02:00

湯川町長(右から2人目)にD52の部品を譲渡する、東雄技研会長で小田原鉄道歴史研究会顧問の菊地義雄さん(同3人目)=山北町山北の山北鉄道公園
湯川町長(右から2人目)にD52の部品を譲渡する、東雄技研会長で小田原鉄道歴史研究会顧問の菊地義雄さん(同3人目)=山北町山北の山北鉄道公園

 山北鉄道公園(山北町山北)に保存されているD52型蒸気機関車を再び動かす町の「D52奇跡の復活事業」に、近隣の企業経営の男性から100万円の寄付と部品譲渡の申し出があった。19日に同公園で行われたセレモニーで男性は「計画を聞き、子どもたちの教育にいいなと思った。子どもたちの夢づくりの起爆剤となれば」と期待を込めた。

 寄付を申し出たのは、繊維強化プラスチック(FRP)製品の設計・製作を専門とする東雄技研(南足柄市班目)の菊地義雄会長(72)。同社ではこれまでも地域への貢献として、近隣の小学校へ本を寄贈する活動などをしてきた。今回の町のプロジェクトには、御殿場線で機関車に乗った菊地会長自身の幼少時の思い出も重なり、「何かお手伝いできないか」と思ったという。

 寄付とともに菊地会長は、機関車の部品が一部欠損していると聞き、顧問を務める小田原鉄道歴史研究会の会員に対し、小室刀時朗会長とともに協力を依頼。各自が収集していた単独ブレーキ弁やシリンダー排水弁など3点の提供を受け、合わせて譲渡することになった。

 町から復活事業を委託されている鉄道文化協議会の恒松孝仁さんは「(今回譲渡された)部品は、動かすためには絶対不可欠なもので、鉄道関係者以外には持ち得ない。ありがたいの一言に尽きる」と感謝していた。

 D52の復活プロジェクトでは、動力にかつての蒸気に替えてエアコンプレッサーによる圧縮空気を用いることで、車輪2回転分(約9メートル)ほど前後に動くようになる。町によると、3月中に動態化の工事を終えた後、公園内のフェンス設置など安全対策整備に着手、10月14日の「鉄道の日」での一般公開を目指すという。

蒸気機関車に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング