海上自衛隊横須賀地方総監の道満誠一海将は12日、昨年12月の着任後、初めて記者団の取材に応じ、「岩手から三重に至る広い警備区の警戒監視や、海外展開している部隊などの後方支援をしっかりやっていきたい」と抱負を語った。
東日本大震災で、青森県むつ市の大湊地方総監部幕僚長として災害派遣の後方支援にあたった経験に触れ、「首都直下型地震が起きれば、横須賀地方隊が主として海災部隊を指揮する。いつ起こってもいいよう即応体制を維持したい」と話した。
日本を取り巻く安全保障環境については「北朝鮮、ロシア、中国など力による現状変更をしようとしている国に囲まれている。力による現状変更はいつ起こってもおかしくなく、その備えをしなければいけない」と述べた。