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18年にずれ込む 川崎駅整備、地中に障害

社会 | 神奈川新聞 | 2015年12月10日(木) 03:00

JR川崎駅北口自由通路整備
JR川崎駅北口自由通路整備

 JR川崎駅の北口自由通路整備事業で、川崎市は9日、施工現場の地中から工事の障害となる石が多数見つかったため、工期が7カ月程度延び供用開始が2018年春に遅れると発表した。昨年2月に同駅構内で起きた京浜東北線回送電車の脱線横転事故で当初整備スケジュールが半年延びていた。地元の期待も大きい「新たな玄関づくり」は再び見直しを強いられることとなった。

 同日までに施工主のJR東日本が市に報告した。市によると、北口自由通路整備に伴い駅ホームの上に築造する新たなコンコースを支えるくい打ち工事中に、地下20~25メートル付近から直径15~30センチの玉石が多数出現。掘削した土砂を地上に排出する管に石が詰まり、作業が遅れているという。

 このため北口自由通路の供用開始は、新たに設ける「北改札」の開業と合わせて当初の17年夏から18年3月に遅れる。先行開業する予定だった東西自由通路側の「中央北改札」の開業も16年冬から17年7月にずれ込むという。

 北口自由通路は、同駅へのアクセス向上と東西自由通路の混雑緩和、駅東西の回遊性向上を目的に同駅の東京側に開設。東西にデッキを設け、東口の川崎駅前タワーリバークビル、西口のラゾーナ川崎プラザに接続する。幅約10メートルでデッキも含め長さ約230メートル。

 東口のデッキから川崎駅地下街アゼリアへの接続する屋根とエレベーターも新設。東西自由通路と北口自由通路の間に新たなコンコースを設け、「駅ナカ」の店舗施設も配置する。

 整備事業は13年6月に着工。総工費は約190億円で、JRが96億円、市が94億円を負担する。

 
 

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