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漂流就活(下)解禁の見直しも懐疑的

社会 | 神奈川新聞 | 2015年12月7日(月) 09:47

 「えらい迷惑だった」。県央地域の従業員40人ほどのシステム開発会社社長は、眉をひそめ振り返る。

 企業の面接解禁が昨年までの4月から8月に繰り下げられたことしの就職活動。社長の言葉には採用する側の混乱がにじみ出た。

中小への意欲が低調 
 例年なら大手に先だって春先には採用活動を始め、6月ごろまでには内定者を確保でき採用のめどが付けられた。それは、昨年までの日程が説明会解禁が3年の12月、面接解禁が翌4月と早かったからだ。だが今年は経団連の方針でスタートが大幅に遅れ、大卒4人に内定を出せたのは10月になってからだった。

 「大手の採用が集中する夏が本番だ、という思いからだろう。中小零細への就活にあたっている学生の意識や意欲が低調に感じた」

 例年に比べ、同社を志望する学生は少ないように感じた。優秀な学生を集めようと合同説明会に頻繁に足を運び、アピールに奔走することになった。何とか予定人数は確保できたが、秋までかかったことで採用に人手が長期間とられ、人的コストがかさんだ。従業員40人ほどの中小にとっては本業にも影響を与えかねず、厳しい採用活動といえた。「どう動けば良いか分からず、大手の動向に振り回された」と社長。徒労感は大きい。

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