川崎市川崎区の多摩川河川敷で2月、市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が刺殺された事件で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年(19)の第5回公判前整理手続きが4日、横浜地裁で開かれた。近藤宏子裁判長は、少年の初公判を来年2月2日に指定した。
第2回公判は同3日、第3回公判は同4日に指定。裁判員裁判で審理される。関係者によると、判決期日はあらためて指定されるという。
起訴状によると、少年は2月20日午前2時ごろから同6時ごろまでの間、18歳と17歳の少年2人と共謀して同区の多摩川河川敷で男子生徒の首を多数回突き刺し、死亡させるなどした、とされる。リーダー格の少年は起訴前に送致された家裁の少年審判で、殺人の非行内容を認めていた。
横浜地検は、18歳と17歳の少年2人も傷害致死罪で起訴。2人は地裁で公判前整理手続きが行われており、公判期日は指定されていない。