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クルーズ客船で新型インフル訓練

社会 | 神奈川新聞 | 2017年1月11日(水) 15:17

訓練で、「患者収容用陰圧バッグ」に入れられて運ばれる新型インフルエンザ疑いの患者役=「ぱしふぃっくびいなす」船内
訓練で、「患者収容用陰圧バッグ」に入れられて運ばれる新型インフルエンザ疑いの患者役=「ぱしふぃっくびいなす」船内

 クルーズ客船で新型インフルエンザが発生したことを想定した訓練が10日、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)で行われた。約100人が参加し、船内から病院まで患者を迅速に搬送する手順を確認した。

 世界一周クルーズの寄港地で新型インフルエンザに感染した男性が船内で死亡し、4人の感染疑い患者と100人の濃厚接触者が発生したと想定。船長や船医も参加し、医務室や客室を使った。

 全身を防護服で覆った検疫所職員らが患者への問診や体温測定、検体採取を行った後、ビニール製の「患者収容用陰圧バッグ」に患者を隔離して船外に搬出。救急車で市立市民病院(同市保土ケ谷区)に搬送した。濃厚接触者のうち日本語が通じない外国人には電話通訳を利用して問診を行い、検疫法に基づく停留措置となることを説明した。

 訓練は、横浜検疫所や横浜海上保安部、県警本部、市消防局、港湾局などでつくる協議会が主催。横浜検疫所の木村博承所長は「感染症対策は港で食い止める努力が必要。港湾関係者、医療関係者の力を結集していきたい」と話した。

 
 

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