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綾瀬に人工透析所 「空白区域」解消へ 来年10月

社会 | 神奈川新聞 | 2015年11月26日(木) 03:00

 綾瀬市の笠間城治郎市長は25日、同市深谷の深谷中央特定土地区画整理事業区域内に来年10月、人工透析を行う医療機関「(仮称)綾瀬クリニック」が進出する見通しを明らかにした。市内には人工透析を行う医療機関がなく、市内に約200人いる透析患者はすべて市外の医療機関へ通院している状況にあり、市が誘致を進めていた。

 市によると、医療機関を開設するのは、東名厚木病院(厚木市船子)などを運営する社会医療法人社団三思会(中佳一理事長)。約1700平方メートルの敷地に地上2階、床面積約980平方メートルで35床のベッドを備えたクリニックを建設する予定。

 透析患者は週3回程度、医療機関で人工透析を受けなければならず、これまで市内の透析患者は海老名、大和両市など近隣市や東京都内などの医療機関に通院していた。このため市議会や患者団体などから誘致を求める声が上がっていた。

 これを受け、市は患者の利便性向上や、災害時の応急対応策を確保するため、2008年度から市の施策として医療機関に働き掛けるなど誘致活動を進めてきた。

 12年の市長選でマニフェストに人工透析医療機関の誘致を掲げた笠間市長は「市民の安心安全を守るため、必要と考えていた。今回、関係者の交渉が調い、たいへんうれしく思っている」と話した。

 
 

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