
大震災の教訓を踏まえ、備えの大切さを呼び掛けるイベント「横浜2015 防災・減災の集い」が7日、横浜市中区の横浜公園で催された。親子連れらが起震車などを体験、防災・減災の重要性を再確認した。横浜地域連合でつくる同実行委員会の主催で市の共催。
2010年から帰宅困難者対応訓練などを実施しており、今年で6年目。
東日本大震災の被災地に給水車を派遣した市水道局の給水活動をパネルで紹介したほか、非常用備蓄品として簡易トイレパックや備蓄飲料水「水缶」を展示し、無料配布。感震ブレーカーの紹介や子ども用消防服の試着体験なども行われた。
起震車では震度6強の揺れが体験でき、途中で泣きだす子も。同市鶴見区の男性会社員(51)は「結構揺れた。実際に発災したらパニックになってしまうのではないか。家具は一部固定しているが、テーブルも何か対策を取らないと」と話した。
地域連合の村下順義議長は「楽しみながら防災について考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。