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「稼げば返せると過信」 5000万円超横領の弁護士

社会 | 神奈川新聞 | 2015年11月7日(土) 03:00

 「稼げば返済できるという過信があった」

 依頼人らから計5500万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた横浜弁護士会所属の弁護士の男(43)。6日に横浜地裁(根本渉裁判長)で行われた被告人質問では、社会正義の実現という職責からかけ離れた法律家の姿があった。

 起訴されたのは、遺産分割金約3千万円、成年後見人として管理していた約2千万円、刑事事件の示談金約500万円を横領したとされる事件。一部は依頼人のために使ったと主張しているものの、大筋で認めた。

 被告の説明によると、2008年ごろから売り上げが急減。「東日本大震災の影響もあった」と語り、最初に勤めた事務所の上司から「弁護士としてもっとも忌むべきこと」と教えられていたはずの横領に手を染めた。「躊躇(ちゅうちょ)はしたが、事務所経費の支払いが滞っていた」と振り返った。

 仕事を増やそうとしたがうまくいかず、横領した金で赤字を穴埋めした。3回の離婚を経験しており、養育費の支払いもあった。事件は異変に気づいた被害者が弁護士会に相談したことで発覚したが、現在も弁償できていないという。

 「一般の人が弁護士に頼むことは一生に一度あるかどうか。唯一頼れる存在なのに、期待を裏切っただけでなく、損害まで与えているのが分かっていますか」

 検察官からただされると、「はい」とだけ答えた被告。法廷では謝罪の言葉を繰り返したものの、傍聴席の被害者に目を合わせることはなかった。

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