深海調査や地球温暖化などを研究する海洋研究開発機構(JAMSTEC)は7日、横浜市金沢区の横浜研究所の施設を一般公開する。2003年に始まり、今年で13回目。
6月から本格運用を開始した“3代目”のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」のマシンルームを公開する(当日抽選)ほか、南海トラフ地震を常時監視、観測するために設置された「地震・津波観測監視システム」(DONET)の横浜コントロールセンターも初公開する(先着順)。
今年は海底下7千メートルの掘削能力がある地球深部探査船「ちきゅう」就航10周年を記念した多彩なセミナーも予定されている。最新の研究成果の紹介、出張ミニ水族館、体験型イベントなど親子で楽しめる企画が盛りだくさんだ。
同研究所は「難しいと思われる科学や計算の世界を身近に感じてもらえれば」と話している。
午前10時~午後4時。入場無料。JR・シーサイドライン新杉田駅から徒歩13分、京急線杉田駅から徒歩15分。問い合わせは同研究所電話045(778)5407。