
連合神奈川は29日、横浜市中区の横浜公園で秋季総決起集会を開いた。柏木教一会長は改正労働者派遣法の成立など労働法制をめぐる規制緩和に向けた動きを「三本の矢」に例え、「矢は額に汗して働くすべての勤労者に向けられている。この国を支える中間層が立ち直れなくなるのは火を見るよりも明らか」と批判した。
説明不足が指摘されている安保関連法など政治情勢にも言及し、安倍政権について「民主主義をないがしろにし、本来の政治の役割を果たしているとは言えない。傲慢(ごうまん)さが目に余る」と指摘。来夏の参院選について、「『おかしいだろう』という意思を突きつけなければならない」と訴えた。集会には金子洋一参院議員(神奈川選挙区)も出席。約2060人の参加者(主催者発表)は集会後、JR関内駅周辺をデモ行進した。