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海の上に“国境”実感 県内中高生が北方領土視察し感想文

社会 | 神奈川新聞 | 2015年10月30日(金) 03:00

北方領土の歴史についての説明に耳を傾ける生徒たち=11日、北海道根室市の北方四島交流センター
北方領土の歴史についての説明に耳を傾ける生徒たち=11日、北海道根室市の北方四島交流センター

 北方領土返還要求運動県民会議(主管・県北方領土問題教育者会議)の青少年視察事業に参加し、実際に北方領土を見た県内の中高生が感想文を書いた。「互いの意見を尊重するべき」「自分にできることを考えることが解決への第一歩」。同会議の報告書に盛り込まれ、独立行政法人北方領土問題対策協会(北対協)に近く提出される。

 参加したのは、同会議が今夏実施した作文コンクールで入賞した中学生8人と高校生3人の計11人。今月中旬の3日間、北海道根室市の「北方四島交流センター」を訪れたり、羅臼町から船で日ロ中間線まで近づいて北方領土・国後島を眺めたりした。

 「何もない海の上に、今まで意識したことのない“国境”という大きな壁を感じた」。横浜市立荏田南中学校2年の出縄修造さんは、中間線からわずか十数キロ先に浮かぶ国後島を眺めることしかできないもどかしさをそう表現した。

 ソ連軍に故郷を追われた元島民からも話を聞いた。平均年齢が80歳を越える現状を踏まえ、横浜市立中川中学校1年の大野萌亜さんは北方領土問題の早期解決の必要性を実感。「まずは話し合いの場を設け、双方の意見を理解し、尊重し合うべきではないか」と訴えた。

 「自分に何ができるか、考えることが問題解決の第一歩になる」。川崎市立野川中学校2年の森成美さんは、4島が歴史的に固有の領土であるという日本側の立場を踏まえつつも「解決とは、お互いの国が『この結果でよかった』と言えることだと思う」と指摘した。

 団長を務めた横浜市立荏田南中学校の榎登志裕校長は「知ることがスタート。実際に自分の目で北方領土を見た経験は大きい。身近な問題として周りの人に伝えてもらえたらうれしい」と話している。

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