横浜市都筑区のマンション傾斜問題で、県は28日、旭化成建材が過去10年にくい打ち工事を行った物件名などが分かる県内分のリストを入手したと明らかにした。
県によると、リストは県内192件の物件名と所在地、元請けの建設会社名が記されている。27日に県が同社に対して建設業法に基づく報告を求め、28日昼にリストが提出された。
県建築安全課はリストの公表や活用について、「風評被害が発生する可能性もあるので、(取り扱いは)慎重に検討する」と話している。
また、横浜市は28日、施工主の三井住友建設が、傾いた西棟以外の棟で地盤調査を開始したことを明らかにした。
同社は同日、市に作業計画書を送付。調査はデータの整理などを含めて12月上旬ごろまでかかる見通し。西棟の地盤調査は27日に終了した。