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児相訪問 死後2年、見過ごされたサイン
孤育て 厚木放置死事件 法廷から(中) 

社会 | 神奈川新聞 | 2015年10月20日(火) 10:15

アパートの見取り図
アパートの見取り図

 雨戸が閉めきられたままのアパート。真っ暗な部屋に一人残された男児は、どんな思いで過ごしていたのか。裁判に出廷した精神科医は推察した。「怖くて不安で、心細かっただろう。幼すぎて状況がよく分からなかったかもしれない」

 父親(37)はトラック運転手の仕事に向かう際、男児を和室に閉じ込めていた。帰宅すると近くのコンビニなどで買った食事を与え、再び出勤。男児は言葉の発達が遅れていたものの、帰宅した被告には「パパ、パパ」とまとわりついたという。幼い胸の内を、精神科医はこう代弁する。

 「暗闇の中で誰かが来てくれればうれしい。それが親であればなおさらだ。でも、親がまたいなくなってしまうと、頼りにしていた気持ちが裏切られ、子どもにとって絶望だ」

 被告は「詳しく覚えていない」と言うが、2人きりの生活の終盤、ときに自宅に帰らずに車で寝泊まりしたこともあった。検察側の主張では、男児は父親と暮らし始めてから約2年3カ月後、栄養失調で死亡した。5歳だった。

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