茅ケ崎市は15日、本年度の個人住民税額の算定でミスがあり、10人から計約340万円分を誤って徴収していたと発表した。4人には計約320万円少なく、6人には計約18万円多く課税していた。
市によると、個人住民税額は、税務署で行われる確定申告の内容を基に算定。10人は申告内容が正しく反映されず、多く課税したケースは医療費や社会保険料の控除が、少なく課税したケースは不動産所得や土地建物譲渡所得がそれぞれ抜け落ちていた。
確定申告書は通常、税務署から市に電子送信されるが、不足資料がある場合は市職員が税務署に出向いて調査している。10人は本来調査が必要だったが、対象から漏れていた。
このうち1人の課税額を確認するため、13日に市を訪れた税理士の指摘で発覚。市は多く取り過ぎた人には返還し、少なかった人からは追加徴収するとしている。