県警捜査1課と県警刑事総務課、川崎臨港署は15日、同署が14日夜に器物損壊容疑で逮捕した男性会社員(24)=川崎市川崎区=について、誤認逮捕だったとして約5時間半後に釈放した、と発表した。
捜査1課などによると、14日午後9時15分ごろ、同区観音2丁目のコンビニで窓ガラスが割られる事件が発生。駆けつけた同署員が、居合わせた男性に事情を聴いたところ犯行を認めたため、同容疑で現行犯逮捕した。
しかし、男性は署内での取り調べで容疑を否認。防犯カメラを確認したところ、別の男の犯行だったことが判明した。同課などは15日、建造物損壊の疑いで、会社員の男(35)=同区四谷上町=を逮捕。男性は「先輩をかばいたかった」と話している。
県警は「今後このようなことがないよう指導を徹底し再発防止に努めたい」とコメントした。