急速に発達した「爆弾低気圧」の影響で強風が吹いた2日午前4時ごろ、川崎市高津区子母口の市立東橘中学校校舎解体工事の足場が倒壊した。けが人はなかったが、同市は安全のため近隣の6世帯15人に避難勧告を発令した。
同校は、子母口小学校との合築に伴う解体工事中で、崩れたのは鉄製の足場でおよそ高さ10メートル、幅40メートルくらい。この足場の倒壊で沿道の電柱2本が傾き、近隣家屋約30世帯が停電した。
市によると午前8時15分ごろには、15人全員が避難所の同校武道場などに避難した。
このほか市内では1日午後6時40分ごろ、川崎区で80代の女性が風にあおられて転倒し、脚にけがを負った。
当時、市内には大雨・雷・強風・波浪・洪水注意報が出ていた。