海水浴場シーズンの終わった葉山町の一色海岸でこのほど、葉山御用邸周辺などに残されたごみを拾いながら交通安全や防犯意識の向上を呼び掛ける「葉山スリーアップ作戦」が行われた。葉山署や町防犯協会、町交通安全協会などから約60人が参加した。
海岸には酒類のビン・缶やペットボトルなどが落ちており、軍手をした参加者たちが次々に拾い集めた。葉山署員らは「交通安全」などと書かれたのぼり旗を手に、通り掛かる町民たちにアピールしていた。
同町では8月23日、3人が死傷するひき逃げ事件が発生。今月14日に自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で起訴された被告は、事件前に海の家で酒を飲んでいたとの目撃情報もある。泉山栄治署長は「割れ窓理論があるように、きれいな町では犯罪は起きにくい」と話していた。