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「命支える」100冊紹介 自殺予防週間で鎌倉市図書館

社会 | 神奈川新聞 | 2015年9月11日(金) 11:08

「いのちをささえるほん」と題してさまざまな本を紹介する企画展=鎌倉市中央図書館
「いのちをささえるほん」と題してさまざまな本を紹介する企画展=鎌倉市中央図書館

 「いのちをささえるほん」と題した企画展が10日、鎌倉市立図書館5館で始まった。いじめやストレス、うつ。さまざまなテーマで、子どもから大人まで手に取りやすい本を司書たちが選んだ。自殺予防週間(10~16日)に合わせたもので、「思い悩む当事者だけでなく周囲の人にも、気が付き、支える機会にしてほしい」と思いを込める。

 中央図書館(同市御成町)は正面入り口の目の前に、特設のコーナーを置いた。期間中、入れ替えをしながら100冊を紹介する予定だ。

 小さな子ども向けの絵本から、中高生にも人気の作家・重松清さんの小説「小さき者へ」、心療内科医らの分析をまとめた「人はなぜ『いじめ』るのか」など、ラインアップは多岐にわたる。

 「100冊のうち1冊でも心に留まる本があれば。つらい当事者が手に取れなくても、周りの人が気付くチャンスにもなる。『支えるんだ』というメッセージを発してほしい」。企画を担当する司書の浅見佳子さんは言う。

 自殺以外のテーマから、命の意味を考える作品もある。絵本「ぼくの村にサーカスがきた」は、戦争が続く少年の村に一日限りやってきた美しいサーカスの様子を描き、「おとうとのビー玉」は交通事故で弟を失った少年の思いに寄り添う。「なきすぎてはいけない」は、亡き祖父を思いふさぎ込む少年に、祖父が優しく語り掛ける。

 内閣府の分析では、過去42年間で18歳以下の子どもが自殺した日は、夏休み明けの9月1日が突出して多い。そのことを心配して同館が発信したツイッターが8月下旬、大きな反響を呼んだ。

 学校が死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい/逃げ場所に図書館も思い出してね
 共感は広がり、10日までに10万人以上が、人に伝えたいという思いを意味するリツイートをした。

 浅見さんは「図書館は本好きの人だけが行く場所じゃない。困ったときに来てもいい、役立つ資料を提供できる。そんな役割もあるのだということを知ってもらえたら」と話している。

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