米海軍の第7艦隊司令官の交代式が7日、米海軍横須賀基地(横須賀市)で開かれた。ロバート・トーマス中将が退任し、ジョセフ・アーコイン中将が第50代司令官に就任した。
式典には米太平洋艦隊司令官のスコット・スウィフト大将や、海上自衛隊の武居智久海上幕僚長ら約600人が出席した。
新司令官のアーコイン中将は1998年8月から約10年間、横須賀に前方展開した空母キティホークの第5空母航空団司令官などを歴任、2013年から海軍作戦本部次長に就いていた。中将は「第7艦隊に戻って来られ光栄。最新鋭のイージス艦や空母ロナルド・レーガンなどの配備を控えている。これらのミッションを遂行する準備はできている」と抱負を述べた。
スウィフト大将は「驚異的な国際貿易の増加により、インド、アジア太平洋地域の海上治安は重要。第7艦隊には能力の高い艦艇や人材を優先的に送り込んでおり、これからも太平洋艦隊の先端であり続ける」と話した。
トーマス中将は任務を終え、海軍作戦本部事務局長に就任する。