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オウムの今(下)「傷や罪と向き合う」

社会 | 神奈川新聞 | 2015年9月7日(月) 11:23


ひかりの輪の東京本部教室を兼ねたマンションの一室に住む上祐氏 =東京都世田谷区
ひかりの輪の東京本部教室を兼ねたマンションの一室に住む上祐氏 =東京都世田谷区

 東京都世田谷区の繁華街を抜けると、空き地が目立つ区域が広がる。古びた5階建てのマンションには「我々は、あのサリン事件を忘れないぞ!」「名前を変えてもオウムはオウム」「親を泣かせるな!脱会して家に帰ろう」と書かれた横断幕が掲げられている。

 オウム真理教でかつて幹部を務めた上祐史浩氏が代表の団体「ひかりの輪」の本部が、このマンションの2階にある。近づくと、二つの小屋から小走りで出てきた制服警官と私服警官に「どこ行くの」と声を掛けられた。住民が建てた監視小屋もあり、ただのマンションではないとすぐに分かる。

 ひかりの輪専用入り口からマンションに入った。本部の室内は畳敷きで家具はほとんどなく、ホワイトボードやテレビが置かれ、壁には仏画が掛かっている。

 「ここが教室兼、私の住居です」。そう話しながら、現れた上祐氏はこちらの質問にも終始笑顔だった。

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