災害時、現場に行って被害状況の情報を収集する相模原市の「オートバイ隊」の発隊式が19日、市役所駐車場で行われた。部隊は市職員6人で構成。行政職員による編成は県内自治体で初めてという。
バイク隊は災害時には2台で1チームとなり、被災現場でスマートフォンを使って動画を撮影。映像は、リアルタイムで災害対策本部に転送される。バイクは建物の倒壊やがれきなどで道路に被害が発生している状況でも走行できる250ccのオフロードタイプで4台を配備した。
この日の発隊式では、映像を送るデモンストレーションも行われた。加山俊夫市長は、「これからの訓練の成果を発揮して、さらなる防災対策の充実に貢献を」と期待した。浅野智一隊長は、「初めてのオートバイ隊員として、部隊発展の礎を築くことを認識して、有事の際には部隊の能力を発揮したい」と意気込んだ。