
安全保障関連法案に反対する市民によるデモ行進が15日、川崎市多摩区の登戸駅周辺で行われた。主催者発表で約200人が参加し、「戦争できる国づくりは許さないぞ」「安倍政権の暴走を食い止めよう」と声を張り上げた。
デモに先立つ集会では新日本婦人の会多摩支部の五十嵐八千代さん(54)がマイクを握り、「憲法9条を守り、この『戦争法案』を廃案にすることが、過去の戦争で亡くなった人たちへの一番の哀悼になる」と訴えた。
デモを主催した「戦争法を許さない!!多摩区実行委員会」の中村登美子さん(65)は、8月15日に開催したことについて「特別な日でみんなの気持ちが一つになれる」と強調。14日に安倍晋三首相が発表した「戦後70年談話」について「首相は歴史を正しく見詰めようとしていない。談話通りであれば今の安保法案を通すことなどあり得ない」と話した。