1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 時代の正体〈163〉プロパガンダの“証人” 

音楽文化研究 長田暁二さん
時代の正体〈163〉プロパガンダの“証人” 

社会 | 神奈川新聞 | 2015年8月11日(火) 10:12

「軍部がごり押しを納得させるためマスコミを利用した」と話す長田暁二さん=都内
「軍部がごり押しを納得させるためマスコミを利用した」と話す長田暁二さん=都内

 明治維新後、特に1937年の日中戦争開始以降、日本では軍国主義や愛国心を民衆に植え付けるための歌が数多く作られ、社会に広がった。その時代を生きた音楽文化研究家の長田暁二さん(85)はプロパガンダに利用された戦前戦中の歌を掘り起こし、著書にまとめた。それは戦後70年、秘されたように語られなくなった軍歌や軍国歌謡を通じて負の歴史に向き合う作業でもあった。 

 「戦争が遺(のこ)した歌」(全音楽譜出版社)に収められたのは253曲。「愛国行進曲」「祖国の柱」「兵隊さんよありがとう」。歌詞と楽譜を載せ、編まれた経緯や当時の社会情勢を詳しく解説した。歌を通じて戦前戦中の世情が浮かび上がる。

 「僕が戦後に陥った人間不信を見詰めたかった」

 780ページ超の大著をまとめた動機をそう語る。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら

軍歌に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング