県警組織犯罪分析課と南署は29日、業務上横領の疑いで、元県議の行政書士軽部和夫容疑者(63)=横浜市南区別所2丁目=を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年1月16日、成年後見人として財産を管理していた同市泉区に住む無職の男性(52)の銀行口座から現金500万円を自分名義の銀行口座に移して横領した、としている。
同課によると、男性は同日朝に同市戸塚区の介護施設で死亡しており、同容疑者は同日午後に同市旭区の銀行の営業店を訪れて現金を移していた。
横領した金は後援会事務所の家賃やタウン誌の広告掲載料などに充て、約1年で使い切っていた。同課の調べに対し「(横領したのは)間違いない」と認めている。
同容疑者は8日、2013年3月に、成年後見人として財産を管理していた同市都筑区の無職男性(82)の銀行口座から現金500万円を自分名義の銀行口座に移して横領したとして逮捕された。