横浜市の女性人口が初めて男性を上回ったことが、2015年国勢調査から分かった。市統計情報課では「高齢化が進む中でも特に女性が長寿命化し、性別人口が逆転した」と分析している。
調査によると、男性185万5985人に対し、女性186万8859人と1万2874人上回った。1920年の国勢調査開始以来、初めて。総人口は372万4844人で、前回調査時(10年)に比べて1・0%増加。区別では港北、鶴見など10区で増加、金沢、港南など8区で減少した。
高齢化率は23・4%と前回調査時より3・3ポイント上昇し、およそ4・3人に1人が65歳以上と高齢化が進行。栄区(29・3%)、旭区(28・2%)など13区で超高齢社会と呼ばれる21%を超えた。
総世帯数は164万5618世帯と過去最多になり、およそ2・8世帯に1世帯が単独世帯。65歳以上の単独世帯は17万739世帯と前回に比べて29・3%増加し、65歳以上人口の19・7%が単独世帯となった。
市内に住む外国人は6万8325人と前回に比べて28・8%増加。国籍別では中国(42・1%)、韓国・朝鮮(17・7%)、フィリピン(8・9%)の順に多かった。