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磯子高でルワンダ支援の夫妻が講演 紛争と希望考えよう

社会 | 神奈川新聞 | 2015年7月24日(金) 03:00

高校生の質問に応えるルダシングワ真美さん(中央左)とガテラさん(中央) =県立磯子高
高校生の質問に応えるルダシングワ真美さん(中央左)とガテラさん(中央) =県立磯子高

 中高生らに民族対立や希望について考えてもらおうと、アフリカ・ルワンダで義肢製作など障害者支援を行っている茅ケ崎市出身のルダシングワ真美さん(52)とガテラ・ルダシングワ・エマニュエルさん(60)夫妻の講演会が23日、県立磯子高校(横浜市磯子区)で開かれた。同校や近隣の中高生50人、地域住民ら計約80人が参加し、民族和解の道筋などを考えた。 
 


 ルワンダでは1994年、民族対立による大虐殺で約100万人が殺害されたほか、残虐行為などによって人口の1割に当たる約80万人が障害者となった。夫妻は96年に義肢製作の「ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」を設立。義足や装具、つえ、車いすなどの製作と無償配布、障害者の職業訓練と雇用促進、障害者スポーツの普及などに取り組んできた。2007年には隣国ブルンジにも義肢製作所を設置。これまでにルワンダで8千人、ブルンジで3千人に義肢などを提供してきた。

 講演で夫妻は「パソコン教室など、いろいろな挑戦も始めた。次世代へ仕事の移行も進めている」と述べ、20年にわたる取り組みを語った。自身も身体障害者であるガテラさんは、障害者仲間を元気づけるため、20年東京パラリンピックの車いすマラソン出場も目指しているとした。

 参加者は講演を受けて、民族和解の方法や希望、出会いについて議論した。

 高校生たちは民族和解について「警察力の強化と言っても民族が対立したままではひいきが起きる」「民族ごとに分かれて住むのは国境争いになる」「普段の生活が豊かにならないと不安になる。経済と生活の再生が重要」などと意見を交わした。

 希望については、磯子高校3年の女子生徒(17)が「現地に行って自分の目で見てみたい。心の痛みやどう立ち直ったのかを聞きたい」と話し、女子生徒(18)は「義肢製作やパソコンの技術をルワンダの子どもたちや若い人に教えてあげられれば」と語り合っていた。

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