1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 鎌倉花火大会に二つの試練

鎌倉花火大会に二つの試練

社会 | 神奈川新聞 | 2015年7月22日(水) 03:00

第67回鎌倉花火大会を知らせるポスターは街中でも見られる=鎌倉市内
第67回鎌倉花火大会を知らせるポスターは街中でも見られる=鎌倉市内

 23日に行われる予定の鎌倉花火大会。67回目を迎える夏の一大風物詩に、二つの試練が待ち受けている。一つは台風などによる高波。打ち上げ船が航行できなければ、晴天なのに中止に追い込まれる可能性もある。もう一つは、市が改正条例で定めた砂浜での飲酒禁止の徹底。安全安心な海水浴場の実現へ今夏から設けたルールが守られるか、夏本番への試金石ともなる。

 鎌倉花火大会は1948(昭和23)年に始まった。由比ケ浜・材木座海岸の沖合から、約2500発が打ち上げられる。移動する船から海へ投げ込まれた花火が海上で扇形に開く「水中花火」は全国的にも珍しい。湘南で夏の思い出をつくろうと、昨夏は県内外から約14万人が訪れた。

 市観光商工課によると、打ち上げ船は21日夜に東京湾を出発し、翌22日朝、江の島へ到着する。そこで花火玉や打ち上げ機材を積み込んで本番まで待機する。

 だが海上の状況によっては江の島への到着や積み込み作業、当日の航行が難しくなる。「どんなに天気がよくても海上の状態によって中止になることもある」と、花火大会主催の市観光協会。今年は台風9、10、11号に続き12号も硫黄島の南を進行しており、例年に増して不安材料となっている。

 今夏は経費節減のため予備日が設けられていない。同協会は「とにかく気象条件がそろい、無事に開催されることを願うばかり」と準備を進めている。

 開催が決まれば、次に課題となるのが市の改正した海水浴場マナー向上条例だ。

 治安・風紀の悪化を改善するため、今夏は初めて砂浜での飲酒や音響機器の使用、入れ墨の露出が禁止されている。市職員や民間委託の警備員、鎌倉署員らが海水浴場を巡回し、注意して回っている。罰則はないが、同署によるとこれまでのところ目立ったトラブルはないという。

 花火大会でも当然、砂浜での飲酒は禁止。市はポスターなどを駅周辺や電車内、海水浴場までの途中にあるスーパー、コンビニに張るなどして周知を図る。

 ただボランティアで花火大会の警備に加わる市民の中には、「暗い夜の人混みの中、どのぐらい(飲酒禁止を)注意でき、また聞き入れてもらえるか」といった不安の声も聞かれる。

海水浴に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング