
特定秘密保護法の問題点をえぐる法廷ミュージカル「THE SECRET GARDEN(ザ・シークレット・ガーデン)-嘘(うそ)の中にある真実-」が8月21、22日、藤沢市湘南台文化センター市民シアターで上演される。劇団「ミュージカルギルドq.」が昨年10月に東京で上演し、好評を得た作品。県内の有志「秘密法ミュージカルを神奈川に呼ぶ会」が再演を企画した。
作・演出は田中広喜さん、作曲は小澤時史さん、トータルアドバイザーは海渡雄一弁護士。特定秘密保護法違反で初の逮捕者が出て、法廷に姿をみせたのは普通の市民9人だったというストーリー。原発勤務の青年と幼なじみ、町内会の人々は無罪を主張するが、検察は組織的犯行を主張する。法廷劇を通じて秘密保護法の暗黒が示され、最後には驚く結末が待っている。
藤沢での再演招致にあたっては、川崎の京浜共同劇団、藤沢の「平和ミュージカル・ふじさわ」から計3人も出演する。呼ぶ会では「特に若い人たちに見てもらいたい」と、多くの人の観劇を呼び掛けている。
21日は午後7時、22日は午後2時に開演。全自由席、一般3800円、大学生以下2千円。