三浦市立三崎中学校3年の林武志君(14)=同市城山町=が、26日から台湾で開かれるビリヤードのアジア選手権(ジュニア男子)に出場する。5日に都内で行われた全関東学生ナインボール選手権大会で大学生たちを相手に完封優勝した若き実力者だ。幼いころから胸に抱く「世界チャンピオン」の夢に向かい、父と二人三脚で歩んでいる。
5日の大会は関東各地から大学生16人が参加し、中学生は武志君ただ一人だったという。4ゲーム先取の戦い。冷静さを保って準決勝、決勝とも4対0で勝利を収めた。「完封勝ちで、すごくいい形で終えられた。勝因は…それなりの努力をしてきましたから」と武志君。
ビリヤード好きで、自衛官の父伸高さん(44)の影響を受け、小さなビリヤード台で遊び始めたのが2歳のころ。5歳で「世界チャンピオンになりたい」と伸高さんに告げ、父はいよいよ本気になった。