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屋根は撤去、旧講堂は保存 御成小アスベスト問題で鎌倉市

社会 | 神奈川新聞 | 2015年7月14日(火) 03:00

報道陣に公開された市立御成小学校旧講堂内部。現在は倉庫として使われている。雨漏りする箇所も多い=7日、鎌倉市御成町
報道陣に公開された市立御成小学校旧講堂内部。現在は倉庫として使われている。雨漏りする箇所も多い=7日、鎌倉市御成町

 鎌倉市立御成小学校の旧講堂の屋根部材に使われている石綿スレート材にアスベスト含有の可能性が指摘されていた問題で、松尾崇市長は13日、「改修時期からみてアスベストを含有する」として、同校の夏休み中に屋根を撤去する方針を明らかにした。旧講堂本体は保存し、教室などとして活用する。同日開かれた市議会全員協議会で報告した。

 松尾市長の報告によると、市が6月に外部委託して実施した旧講堂周辺のアスベスト濃度測定調査では、大気中、土壌中とも飛散は確認されなかった。

 屋根部材は撤去した上で暫定的に金属板の屋根を仮設する。現時点で見積もられる費用は約3千万円という。

 旧講堂については「歴史的・文化的価値」(松尾市長)があるとして、保存する方針を明示。同校の児童数増加に伴う教室不足を補うため、教育施設として活用していくとした。

 今後、有識者を含めた検討会などを設け「費用対効果を含めて」(教育部)保存の手法を模索する。検討会の設置や判断の時期は未定。1998年1月に市が外部委託した調査では、改修費用に約3億2千万円掛かるという概算が出ている。

 御成小は、99年5月時点では285人、14クラスだったが、2015年5月には559人、21クラスに児童数が倍増。教室も不足しており、現在は多目的室や理科室、図工室を一般教室に転用して対応している。

 ◆鎌倉市立御成小学校・旧講堂 鎌倉御用邸の払い下げを受け1933(昭和8)年、木造校舎とともに建てられた。37年5月には米国の女性社会福祉事業家ヘレン・ケラーが講演した歴史がある。市内唯一の、戦前建築の小学校舎。市が委託した外部調査で6月、屋根部材のアスベスト含有の可能性や雨漏りなどによる著しい劣化が指摘されたことが分かった。市はアスベストの測定調査を行うとともに、今後の方針を同校の夏休み前までに決定すると表明していた。

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