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県警の規制で露店が1割に 戸塚の伝統行事

社会 | 神奈川新聞 | 2015年7月11日(土) 03:00

女装した踊り手が練り歩き、大勢の人で賑わう八坂神社の祭り=2013年7月(神崎征美さん提供)
女装した踊り手が練り歩き、大勢の人で賑わう八坂神社の祭り=2013年7月(神崎征美さん提供)

 女装した氏子の男性たちがお札をまきながら踊り歩く横浜市戸塚区の八坂神社での伝統行事「お札まき」をめぐり、14日に開かれる今夏は集客の低下が懸念されている。治安確保を狙って戸塚署が提案した当日の規制に露店組合が反発し、すべての出店を取りやめたためだ。当日は商店街が20店ほどの露店を用意するが前回の1割に減る見通し。毎年2万人超を集める人気の行事だけに、地元では「お祭り気分が薄れる」と当惑が広がっている。

 「お札まき」は元禄年間(江戸時代中期)から始まったと伝えられる行事で、市の無形民俗文化財にも指定されている。お札を持ち帰ると無病息災で過ごせるとされる。

 神社からJR戸塚駅に向かう沿道には露店も並び、昨年は約2万3千人でにぎわった。一方、周囲では来場者が深夜まで騒いだり、ごみが散乱したりする問題も発生。戸塚署には住民から苦情が相次ぎ、昨年は県警機動隊が出動する事態となっていた。

 同署は「かなり治安の悪い状況」(平岡洋副署長)として5月、町内会などでつくる祭礼実行委員会に、規制を提案。出店数を昨年の約250から36減らし、このうち100店は駅から離して出店するよう求めた。

 だが、露店商で構成する横浜イベント商業協同組合は「指定された場所では人が集まらない。要請も急で店の割り振りが間に合わない」(宮内清治理事長)と反発。折り合いがつかず、出店中止を決定した。

 祭礼実行委の手塚康雄委員長は「祭りは露店目当てで来る人が多い。規模が相当小さくなってしまうかも」と不安を隠せず、「折り合いがついてくれるとうれしい」と来年以降の収束を望んでいる。

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