川崎市教育委員会は23日、宮前区内の市立中学校の男性教諭(28)が、同校の生徒延べ約160人分の個人情報や学校行事の写真約800枚を記録したUSBメモリーなどを紛失したと発表した。校長の許可を得ず校外へ持ち出し、本来必要なパスワードも設定していなかったという。
同市教委によると、紛失したのは私物のUSBメモリー3本とSDカード1枚。担任の学級34人分と顧問をしている部活動の部員24人分の電話番号▽3クラス計103人分のテスト答案(採点済み)▽体育祭など学校行事の写真約800枚-が保存されていた。
同教諭は6月19日、自宅で作業をしようとUSBメモリーなどを持ち帰る途中、同僚と飲食店で飲酒。自宅近くのバス停でバスを降り、その場で寝てしまった。20日午前3時ごろ、バッグがなくなっているのに気づいたという。
同中学校は24日、臨時保護者会を開いて謝罪と事情説明を行うとしている。