
ライトアップされたアジサイを車窓から楽しめる箱根登山鉄道の特別列車「夜のあじさい号」の運行開始に先立ち18日夜、試運転が行われた。昨秋導入された新型車両「アレグラ号」がデビュー。夕やみの中、大きな車窓から暖かい光を漏らしながら、雨粒をまとった花の間をゆっくりと走った。
箱根湯本-強羅間8・9キロの沿線には多くのアジサイが植栽されており、見どころを中心に7カ所でライトアップが行われている。同鉄道によると開花は例年より数日早く、現在は箱根湯本駅付近で七部咲き程度という。
「夜のあじさい号」は全席指定の予約制で、運賃に加え片道310円の座席料が必要。運行は20日~7月5日(アジサイのライトアップは同12日まで)。問い合わせは、同鉄道電話0465(32)8787。

