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「責任は非常に重い」3指定医取り消しで謝罪 聖マリ

社会 | 神奈川新聞 | 2015年6月19日(金) 03:00

 聖マリアンナ医大病院(川崎市宮前区)の精神保健指定医資格不正取得問題で、新たに指導医3人の指定医資格が取り消されたことを受け、病院側は18日に会見し、同大の青木治人副理事長は「責任は非常に重く、あらためておわびする」と謝罪した。今回の処分で同病院の指定医は2人に減り、出向中の医師を呼び戻すなどして診療体制の維持を図っていくという。

 不正申請した医師2人を指導していたとして、厚生労働省が17日に資格を取り消した指導医は、同大の准教授2人と講師1人の3人。青木副理事長は「本来ならば若い医師を指導しなければならない立場の人間が処分を受けた」と悲痛の表情を浮かべ、再発防止と信頼回復に努める姿勢を強調した。

 一連の不正取得問題で処分対象者は計23人となり、同病院・神経精神科の指定医は、問題発覚前の12人から2人に減る。同病院は診療体制維持に向け、かつての勤務医や関連病院に出向中の医師を呼び戻すなどして6人の指定医を確保する方針。さらに同大の卒業生や退職者にも協力を呼び掛け、「診療の規模やレベル、安全を図れる体制をつくっていく」(青木副理事長)としている。

 精神保健指定医資格は、患者の強制入院や拘束、隔離などを判断する資格。同問題を受け、病院側は強制入院の妥当性や過去の不正について調査を進めるとともに、症例管理システムの導入や研修の充実などで再発防止を図っていくとしている。

 
 

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