集団的自衛権の行使容認に反対する平和運動「レッドストッキング横須賀」を先月30日に行った実行委員会の有志らが、街頭活動を継続している。「今が一番大事な時。意思表示を続けたい」と話している。
1970年代にアイスランドで女性が赤いストッキングをはいて地位向上を求めた運動にちなんだもので、1月には国会議事堂周辺を約7千人が「人間の鎖」で取り囲み、抗議活動を行った。同様の運動は各地で広がり、横須賀では約250人が参加。「戦争反対」などと声を上げ、市内中心部を行進した。
実行委のメンバーらは「初めて参加したという人も多かった。1回だけで終わらせたくない」と、集団的自衛権の行使容認反対を訴える活動の継続を決めた。今月13日からすでに始まっており、毎週土曜日(午後4時~5時)に京急線横須賀中央駅前に集まる。誰でも参加でき、7月いっぱい続ける。
国会では安全保障関連法案をめぐる論戦が続いており、4日の衆議院憲法審査会では参考人の憲法学者3人が同法案について「違憲」と発言。さらに、自民党の重鎮OBらからも反対の声が噴出している。
実行委の岸牧子さんは「法案への懸念が各方面から出ている。とにかく自衛隊員の方々を戦争に行かせたくない。基地のある横須賀の住民だからこそ今、戦争反対と言い続けたい」と話している。