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命の鳴き声
「殺処分ゼロ」保護から啓発へ 神奈川県センターの奮闘

社会 | 神奈川新聞 | 2015年6月4日(木) 09:39

 「猫を引き取ってほしいのですが…」。1日数件はこうした飼い主からの電話が、神奈川県動物保護センター(平塚市)へ寄せられる。

 ペット飼育不可のアパートへ引っ越す。家族に動物アレルギーが出た。年を取って病気がちになり、面倒を見切れない-。

 センターの小池剛所長はため息を漏らす。「飼うと決めたときに考えておくべきことばかり」

 丁寧に事情を聴いた上で、まずは自身で里親を探すよう促す。納得して電話を切る人もいれば、逆に怒り出す相手もいる。

 どうしても預け先が見つからない場合は仕方なく引き取る。しかし収容しても、100パーセント里親が見つかるとは限らない。

「いざとなればセンター」無責任


収容されている子猫を見つめる小池所長。「ボランティアとの連携を強化し、譲渡できる猫たちの命は救ってあげたい」=県動物保護センター
収容されている子猫を見つめる小池所長。「ボランティアとの連携を強化し、譲渡できる猫たちの命は救ってあげたい」=神奈川県動物保護センター

 犬や猫も、老いれば介護が必要になる。ぼけて夜鳴きをし、近所から苦情が来ることもある。

 だが小池所長は「それが生き物を飼うということ」と諭す。

 「『いざとなればセンターに入れればいい』と考えるのはあまりに無責任。最後まで安心して生きられるよう責任を持ってほしい」

 2014年度に達成した県センターでの猫の殺処分ゼロは「ゴールではなくスタート」と、一時保護や里親探しに尽力するボランティアは口をそろえる。限られたボランティアが無理をしてでも引き取り続けてゼロを維持している現状は、根本の解決にはほど遠い。

 「それでもまずはゼロを達成することで、『殺処分をなくそう』と問題を提起したかった」(ボランティア団体幹部)。その思いを…

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