1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 落書きも“回収”します 藤沢市、ごみ収集員が活躍

落書きも“回収”します 藤沢市、ごみ収集員が活躍

社会 | 神奈川新聞 | 2015年6月2日(火) 03:00

歩道橋の支柱の落書きを消す須田貴紀さん=藤沢市朝日町(市提供)
歩道橋の支柱の落書きを消す須田貴紀さん=藤沢市朝日町(市提供)

 街中をくまなく訪ねるごみ収集員の機動性とネットワークを生かした落書き消し作戦が、藤沢市で進められている。収集先で見つけた落書きを報告してもらう形で、まずは全市域の被害状況の洗い出しに着手。6月を強化月間に位置付けて収集員らが集中的に消去する予定で、同市環境部は「限りなくゼロにしたい」と意気込む。

 2020年東京五輪を前に市内への観光客増が見込まれるため作戦が企画された。従来は落書きの通報があった場合に消しに赴く個別対応が基本だったが、積極策へ転じる。

 初の全市的な被害箇所の把握へ、力を発揮したのは約300人いるごみ収集員たちだ。5月上旬から日常の収集業務の傍ら点検を遂行。一般職員にも情報提供を呼び掛け、約700カ所をリストアップした。

 消去の作業も、収集員らの属する市環境部が中心となって実施する。国県道のガードレールや電柱、道路標識、変圧器を入れたボックスなどへの落書きは施設所有者による対応を原則としていたが、所有者の了解を得た上で収集員らが一斉除去に乗り出す。すでに収集作業の合間に消去を始めており、これまでに約250件を処理した。

 27日には、市民参加の消去作業も初めて開催する。会場は海岸沿いの擁壁に“大作”の描かれた江の島周辺で、一大作戦の締めくくりの行事として環境美化を訴える。

 収集員で落書き消し班リーダーの須田貴紀さん(40)は「調べ上げた所は全部行く。気持ちよく観光を楽しめるまちにしたい」と抱負を語った。同部の担当者は「全市調査をしたことで、被害の多発地域や傾向もつかめた。今後のパトロールの強化などに生かせる」としている。

 27日の作業は、団体・グループ応募のみ受け付ける。募集は19日まで。問い合わせは、同市環境総務課電話0466(50)3529。

落書きに関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング