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よこはまウォーキングポイント 事業所からも受け付け

社会 | 神奈川新聞 | 2015年5月30日(土) 03:00

◇現役世代の参加増やせ

 歩数に応じて商品券が当たる「よこはまウォーキングポイント事業」の65歳未満の参加者を増やそうと、横浜市が6月から、市内事業所の参加申し込みを受け付ける。福利厚生の一環として事業所から従業員に呼び掛けてもらうことで、現役世代の参加を促進。事業所ごとのランキングも発表して競争意識を高め、さらなる参加者増につなげたい考えだ。

 市健康福祉局によると、同事業に参加できるのは40歳以上の市民で、25日時点で11万人が登録。65歳未満と65歳以上との比率は4対6で、市の人口構成の6対4と比べて65歳未満が少ない。そのため対象を個人から事業所に拡大することで現役世代の参加を促し、生活習慣病の予防に役立ててもらう狙いだ。

 新たに対象となるのは、市内の法人組織の事業所。市の事業で、事業所にはコストがかからないことから、従業員の健康づくりに興味がある事業所を後押しする。事業所が40歳以上の従業員に参加を働き掛け、申込書を取りまとめて事務局に郵送。歩数計は着払いで自宅に届くため、受け取った従業員の負担となる。

 募集期間は6月1日から8月25日までで募集人数は先着2万人。9月に事業所のシステム登録を行い、10月に歩数計を発送する。多数の場合は6月末までに申し込んだ従業員数300人以下の事業所を優先する。

 10月からは、同事業の専用ホームページ上で事業所内や事業所間の歩数ランキングを公開予定。事業所間での競争意識を高めるとともに、従業員の一致団結やチーム力の向上なども期待できるとしている。

 同局の担当者は「従業員が健康になれば生産効率も上がり、企業の利益につながる。コスト負担がないので、中小規模の事業所にも気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。

 
 

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