上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷、旭区、約242ヘクタール)の返還予定日が6月30日に決まった。同市が27日、防衛省南関東防衛局から連絡があったと発表した。
林文子市長は「返還面積は市内で過去最大。大きなポテンシャルが生かせるよう有効な跡地利用に向けて、土地所有者、市民と一緒に取り組んでいく」とコメントした。
上瀬谷通信施設は2003年に哨戒偵察部隊司令部が青森県三沢飛行場に移転。04年に日米両政府が返還に合意した。08年8月には同施設内の住宅や関連施設が閉鎖され、昨年4月の日米合同委員会で今年6月末をめどに返還されることが正式に承認されていた。
横浜市内の米軍施設では昨年6月30日に、深谷通信所(泉区、約77ヘクタール)が在日米海軍から日本に返還されており、跡地利用の検討が進められている。